長寿の里として知られる長野県佐久市に株式会社青木屋はあります。その平均寿命は80歳を超えました。7年に一度行われる長野市善光寺の御開帳で知られる回向柱には、私たち人間の2倍以上も長生きをしてきた樹齢200年を超える杉の木が用いられます。これほどまで長きに渡り、生き永らえているものが身近にあるでしょうか?。それが、「木」であるのです。
私たち一人一人がそうであるように、木の一本一本にも個性がありクセがあります。長く生きている分だけ、それは私たち人間より強いものかもしれません。しかし、その個性とクセを活かし魅せていくことが、私たちのやりがいでもあり、楽しみでもあります。
今後はバイオマスエネルギーとしても、一段と材木の需要が高まるものと思います。住宅・家具・薪や鉛筆...姿・形は様々でありながらも、木は太古の昔から私たち人間のすぐそばにあります。その一線で働く者の一人として、一人でも多くの方々に、目で見て、鼻で香り、手で触れ、木の温もりやその表情を感じて頂くことが私たちの喜びであり、何よりも大切であると考えております。
木の良さを知ってもらうこと。少しでもその一翼を担っていければ幸いであります。